作文優秀作品(岡崎商業)

11月 21st, 2011

  チャレンジショップで学んだこと

 私は、課題研究でチャレンジショップを学ぶ事になりました。チャレンジショップは課題研究の授業で、私の第1希望ではありませんでした。模擬取引ではなく、本当に一般のお客さんに商品を販売する事と本物のお金を使った授業だという事への不安から、自分に出来るのか心配だったのです。しかし、私はチャレンジショップを学ぶ事に決定した以上、この授業に挑戦し、努力していこうと気持ちを入れ替える事にしました。

私と同じ科でチャレンジショップを学ぶ事になったのは、私を含めて7人でした。この人数を知った時は「少ないな」と思い、すごく驚きましたが、人数が少ない分「みんなと交流が深められたらいいな」と同時に思うことができました。最初の授業は、自己紹介をした後に、店長と副店長を決定するというとても大切なものでした。店長と副店長を決めるのは、初めて会った人もいる中で、誰がいったい店長に向いているのか分からないこともあり、なかなか話が進みませんでした。私は今まで、代表として人の前に立ち、人をまとめる役割を務めたことがなかったので、「自分には無理だろう」と諦めていました。しかし、「1度は経験しておいた方が自分のためにも良い事ではないか」と思い、勇気を出して店長に立候補をしました。私の挑戦に対して、みんなは快く賛成してくれて、私は店長を任される事になり、そして友人が副店長になってくれました。私の店長最初の仕事は、チャレンジショップを進めるにあたって、最も大切なお店のコンセプトを決めることでした。コンセプトの決定はみんなで協力し合いながら、たくさんの案を出す事が出来ました。しかし、その中から、コンセプトを1つに決めなくてはいけません。そこで、このメンバーでのお店にかかわる初めての話し合いをすることになりました。「いったいどんな物が今は売れるのか」「どんな世代の人が多く買いに来てくれるのか」全てが手さぐりの状態でした。それでも、みんなで協力し合い、意見を出していくことで、少しずつではありましたが、話し合いを進めていくことができました。こうして、なんとか1つのコンセプトまで絞り込むことができました。模擬店舗のある康生町は、比較的お年寄りが多いので、「お年寄りが喜んでくれるものがいいのではないか」という意見がすごく多く、みんなで話し合った結果、お店のコンセプトは「昔ながらのもの」ということに決まりました。私たちは、このコンセプトに沿って、どんな商品を仕入れればいいのかと、パソコンでいろいろな商品を検索しました。検索をしていく中で話し合いの場を設けると、「昔ながらのもの」は駄菓子が多く、「利益を出しにくいのではないか」という問題にぶつかりました。その問題を解決するために、私は、もう一度コンセプトを考え直す事を提案しました。二度目のコンセプト決めは、「お年寄りにも喜ばれて、利益も出しやすいもの」という条件をつけて話し合いを進めることで、一度目に比べ、話し合いをすごくスムーズに進める事ができました。この話し合いにより、新しいコンセプトは「外国のもの」になりました。海外旅行に行くことが難しいお年寄りにも、海外の商品を買えることは、とても喜ばれるだろうし、利益を出しにくいという問題も解決することが出来ました。そして、あらためて「外国のもの」についての商品検索を進めることで、ついに実際に商品を仕入れる段階までやってきました。この時私たちのグループは、他のグループよりも仕入れのタイミングがすごく遅れていました。注文した商品はすぐには届かず、さらに、値段を決めたり、商品に値札を貼ったり、商品のポップを作ったりと、チャレンジショップの開店に間に合うかとても不安でした。値段を決めることは思っていたよりも難しく、仕入原価に送料と利益を加え、さらにお客さんに買ってもらえる値段でなければならず、みんなですごく悩みました。また、商品のポップ広告作りもとても大変でした。ポップは見やすくて、商品の内容を分かりやすく書かなければならないので、商品の「おすすめポイント」を書いたり、キャッチフレーズを考えてみたりと、できる限り多くの工夫をこらして作成していきました。自分の仕入れた商品が少しでも多く売れるように思いを込めて書くポップは、すごくおもしろく、またとても楽しかったです。

そして、チャレンジショップ開店当日をむかえることになりました。私たちのグループは、不安に思っていたとおり、開店準備がまだ終わっておらず、すごく焦りましたが、みんなが協力し合うことで、開店時間前には、すべての準備を無事に終える事ができました。授業が始まったばかりの4月にくらべると、「みんなのチームワークは、すごく良くなっていっているんだ」と私は嬉しく思いました。チャレンジショップが開店してからは、一人でも多くのお客さんにお店に来てもらうため、お店の前を通る人にあいさつをしたり、お店の呼び込みをしなければいけません。ですが、みんな恥ずかしさと戸惑いがあって、なかなか声を出すことができず最初の呼び込みはうまく出来ませんでした。それでも、一人の優しそうな年配のお客さんが、お店を見ていってくれて、私たちが仕入れた商品ではなかったけれど、商品を買ってくれました。このことによって私は、「今度は私たちが仕入れた商品が売れたらいいな」と思うこともできました。そのおかげで、少しずつお客さんに声を掛けられるようになりましたが、お客さんはあまりお店を見ていってくれないので、まだまだ努力が足りないと感じました。店頭に立つようになり、私たちが仕入れた商品が売れ残っていると、すごく落ち込んでしまいますが、それでも諦めずに声を掛け続けることで、私たちの仕入れた商品も買ってもらうことが出来ました。初めてものを売ってみて感じたことは、自分の仕入れた商品をお客さんに買ってもらえることの喜びの大きさでした。開店当日はあまり売れませんでしたが、1つでも自分の商品が売れたことで、次も諦めずに頑張ろうと思えたし、売れないのであれば、もっと売り方を改善していこうと、前向きな気持ちになることが出来ました。

まだまだ課題研究の授業は続きますが、これまでの授業で、仲間と協力することの大切さや、何事も諦めずに続けることの大切さ、今までやったことがないことに挑戦するための勇気など、たくさん学ぶことが出来ました。

これからも、今まで学んだことを忘れずに、より多くのことを吸収していきたいと思っています。課題研究の授業がチャレンジショップであったことは、私にとって「挑戦することの大切さ」を教えてくれました。